north2015さんに託したいアイデア・コンテンツ編

というわけで、きのうに続いてPOSSEの中の人に言っておきたい要望です。今日は中身編。こんなコンテンツ作ったらいいんでない?というものをひとつ。

コンテンツ内容

就職難に悩むワーキングプアと、人材確保に悩む企業(特に中小)を結びつけるためのサービス

それを作る理由

就職先が無いと悩む若年層がいる一方で、人手不足・後継者不足を唱える中小企業も少なくない。この両者をつなげることができれば、人的空白が埋まる形となり、双方が抱える問題を同時に解消できるのではないか。

現状分析

「就職失敗組でも、中小企業なら何とかなる」よく言われていることだが、実際にはそれを信じられず、就職活動に踏み出せずにいる当事者も少なくない。仮にそれを信じていざ就職活動をしてみると、どういうわけか不採用の山を築いてしまう。
いっぽうで、人手不足や後継者不足を嘆き、中途でもいいから働き手がほしいという中小企業も確かに存在するのだから、これは職を失っている若者と人材を枯渇させている企業との間に深い溝があるからに違いない。
したがって、この溝を埋めることがひとつの解決策になると考える。いまそこにある、既存の需要を掘り起こすという発想である*1

具体例とそれぞれの問題点

  1. 対象をワーキングプアに絞った求人情報の掲載。これは営業などの組織づくりが必要だし、また全国的に展開するには膨大な初期費用がかかる。
  2. ワーキングプアでも雇ってくれる優良企業紹介。記事風にやれば、記者の一人もいれば取材できる。しかしそれでは紹介できる数が限られるので、すべてのワーキングプアを吸収できるだけの案件を消化するのに何年かかることやら…
  3. 既存のメディア等から探すポイントをレクチャーする。結局これが一番無難ということに。ただ今あるものを上手く利用すれば自分に適した情報が見つけられること、それにはこんなことに注意すればいい、などを教えることには意義があると思う。ハローワークなどの公共機関を使いこなせている人はけして多くないと思うし、求人サイトや求人フリペも有効な見方というのがあると思う。
  4. インタビュー・取材記事

先に挙げた「中小企業ならなんとかなる」と、メディアにおいて発言した人に対して、その根拠と具体的な事例、具体的にどんな業種・会社が狙い目か*2、などを聞き出すことも有効と思われる。
以下にyamazakuraが確認できた「中小企業なら…」という旨の発言をした記録がある人を列挙しておく。

城繁幸・熊野英生・中沢孝夫森永卓郎

とりあえずこんな感じです。なお上の内容は別の場所で説明したこともあるのですが、どうも話が通じなかったらしくキョトンとされてしまったので(汗、もし不明な点がありましたら、質問くださいまし。

*1:「ひとりの非正規雇用者が正社員になったら、今度は別の人が非正規に落ちるのではないか」これもよく言われることだが、必ずしもそうは言えないのではないか。現に人は足りていないのだから、そこに求職者層が吸収されればトコロテン式に誰かが押し出されるということはなくなる。

*2:ただ「中小を狙え」とだけ言うと、間違って同族経営合資会社とか有限会社とかを狙ってしまうケースも考えられるので。これらは中小とはいってもさすがに狭き門である。