18きっぷ旅第一弾・群馬上信電鉄編 (3月6日の内容。20日からの連載モノです。最初からまとめて読みたいかたはこちらの20日分エントリーからたどると便利です)

上信電鉄の主力はあずき色の車両

帰宅することにする。やってきたのは西武のお古らしき、あずき色の二両編成。冷房が付いてないのが実に好ましい。ぜひとも夏に乗って、窓から入ってくる自然の涼風を味わいたいものである。

高崎で乗り換え。行きとは別ルートを採用。八高線はずいぶんと混雑している。日曜を使って高崎に遊びに来ていた学生が大挙して乗っているから。いつも思うのだが、休日にローカル線に乗っている女の子はものすごくオサレをしている。たまに大きな街へお出かけするのは彼女たちにとって一大イベントだから、服に気合も入るのだろうか。

もっとも、県境を越えるとかなりすいてきた。それでも椅子がほぼ埋まるくらいの乗車率。2両編成の気動車秩父の山すそをなぞるように走る。ときどき勾配に差し掛かるとエンジンがうなりを上げる。気動車のこの音がたまらなく好きだ。

高麗川から川越線へ。ここもぼくが中坊の頃はまだ赤い気動車で、その頃から比べたらずいぶんと近代化したものである。いつのまにか山手線のお古の薄緑の車両すら少なくなってしまった。

つづく。