プロのライターさんにリクエスト出したら不採用だった件

他山の石書評雑記の小林さんに「こんな記事を書いて欲しい」とリクエストしたのだが、話がかみ合わないまま収束してしまったorzこの記事と、そのコメント欄での話なんだけど。
http://d.hatena.ne.jp/tazan/20080620#1213967252
どこがいい会社であるかを小林さんが色々考えているのだが、名前が挙がったのは東洋経済新聞社・双風社・赤旗編集部・リクルートエージェント・はてな。いずれも魅力的な会社であることに異論はないけど、いずれの会社も大企業だったり個人経営だったり共産党員としての活動が必須だったり、入るには条件が厳しすぎる。
われわれ読者にとっては肩透かしされた気分である。小林さんは就職氷河期世代の救済を強く訴え続けているから、読んでいるほうもそっちの方向性を期待する。でも入れない会社をいくら褒めたところで、それは問題の解決になんら役立たない。むしろ入れる会社でいいところを紹介してほしい。
そこで、コメント欄で以下のようなリクエストを出した。

中小企業で人手を積極的に求めているところはいっぱいあるということも言われてますし、中途でも積極的に採るいい会社というのを取材するのもいいかもしれませんとか。

これに対する小林さんのレス。

はてなは十分中小企業ですよ。でも、中小だからダメ、ということは全くないです。
はてなの価値は、独創性です。

おいおいw
いやそうじゃなくて。はてながいい会社だろうな、ってのはよく分かったし、でも競争率高そうだから入りたいといっても現実味は薄いよ、それより現実的に入れそうな会社の情報を集めるのも取材としていいんじゃないの? と言ってるわけ。
就職氷河期とかロスジェネとか言われてるけど、そんな人でも受け入れてくれる人手不足の企業が日本にはいっぱいある」という話は沢山の人が異口同音に言っていて*1、これだけ沢山の人がそう言ってるということは、かなり信憑性は高いと思っている。火の無いところに煙は立たないだろうと。
もちろん、ぼくのこの認識が間違っている可能性もあるから「間違った前提をもとに取材はできない」と小林さんが言うのなら納得も行くが、小林さんのコメントにはその真偽を検証した形跡が無い。
もちろん、ぼくの仮説が正しかったとしても、話に乗るかどうかは小林さんの自由だだ。でもこの件についても明確な回答がない。ハッキリ取り上げた上でダメと言われるならこっちも諦めがつくが、話がすれ違ったまま終わってはどうにもおさまりがつかない。
小林さんは文章書いておあしを貰って食っていく覚悟を決めたのだから、客の希望はちゃんと聞いて返事をするのが筋だろう。きちんとした回答を望む*2

*1:とりあえず今思いつく範囲でも森永卓郎城繁幸中沢孝夫

*2:もっとも言い方がよくなかったかも。もう少し下手に出たお願い口調が必要だったのかも。