かしまし 第11話(3月22日TX)

修羅場だワショーイ。
 
ようは「はずむがハッキリしないのが悪い」の一言に尽きる。この段階までこじれてしまっては、はずむがとまりとやす菜のどっちを選ぶにしても後味の悪さは残りそう。
合点がいく結末にどう導くか、脚本家の腕の見せ所である。とまりエンドか、やす菜エンドか、それともどっちも選ばないのか。ここまできてまた「3人一緒玉虫色エンド」ってのは芸がない気がする。
 
てゆーか、はずむは女の子のままなんだろうか?「平凡な生活を送る主人公が、ある日超自然的な変化に見舞われる」物語では、「超自然的な状態は終わりを告げ、主人公は平凡な生活に戻る」「しかし主人公は以前より人間的に成長している」というのが基本セオリーだろう。
魔法を使えるようになった少女はいつか魔法を返さなければならないし、異世界からの訪問者はいつか帰らなければならない。要するに、「少年少女が超自然的な力をいったんは持つが、やがてそこから訣別し、大人に向けて一歩成長する」的な、ある種通過儀礼的なものとして魔法や宇宙人は存在しているわけだ。
 
とすれば、物語を終わらせるためにははずむが男に戻る可能性もある。「オンナノコになる」という魔法を返すわけだ。
もっとも、それが有効だったのは、アニメが子守役の一端を担っていた時代の話だともいえる。いい歳した大人にしてみれば、なのはさんもさくらちゃんも成長させるだけ大きなお世話であるw