今期のドラマについていろいろ。

お知り合い関係でドラマについて書いている人もいるので便乗。

月曜8時の「あんどーなつ」は浅草が舞台で、老舗の和菓子屋が舞台なのだが、下町の人びと、殊に職人の立ち居振る舞いの描写がちとステレオタイプすぎやしないか。職人でももっとソフトなタイプの人もいるし、逆に外資やITとかに偏屈な職人気質の社員がいることもあるし*1。ただロスジェネ世代で、そういう昔気質の親方の元で叩かれて鍛えられて的なコミュニケーションが向いている人もいるはずなので、そういう人たちが職探しの活路をここに見出す可能性はある。

同じ下町が舞台なら、4月から続いてる朝ドラ「瞳」のほうが安心して観ていられる。物語が「里親モード」と「ダンスモード」に分かれて進んでいるんだけど、最近後者が面白くなってきた。単なるスポ根になったら勘弁だけど。

月9枠の「太陽と海の教室」。実はこれyamazakura的にはイチオシ。なぜって、
江ノ電映りまくりだし。
や、そうじゃなくて、いやもちろんそれすごく大事なんだけどそれだけじゃなくて。最初生徒との対立から入る点は「ごくせん」と似ているし、同じように叩かれそうな予感はするな。でも叩いてる連中に「じゃあ女王の教室ドラゴン桜みたいのならいいわけ?」と問えばハイと答えるわけもないのだからそういう雑音は無視するに限る。俺は今後が楽しみ。伏線も色々あるし。

水曜の「ゴンゾウ」。これも落ちこぼれの元敏腕刑事対冷血キャリアという典型的な図式に則っていながらマンネリ感をにおわせないスリリングな展開。EXは刑事警察関係のドラマに無茶苦茶強いことを改めて実感。かつてあった「ドラマのTBS」という言葉に倣って「刑事モノのテレ朝」と言って差し支えないんじゃないか。

木曜8時のNHK枠は「バッテリー」「乙女のパンチ」と良品が続いたので、来月からの新番組も楽しみ。予告にゴスロリっぽいコが出てたな。

大河は当初退屈だったのだけど、最近ハマってきた。日曜が待ち遠しい。

*1:ちなみに職人の厳格な師弟関係って日本だけじゃなくて、イタリアの職人もすげえ厳しいってなんかに書いてあった。ひょっとして本人の自主性云々とか言ってるのってアメリカだけかも?