論座5月号

宇野さんがなんかムカつくのは、一言多いからじゃないでしょうか。あと無理やり上から目線から語ろうとしたがるところ。中二病かしらんと思うと親近感が沸く。
ニート論壇論争では雨宮さんのほうが余裕勝ちしてる感はありますね。人生の修羅場くぐりぬけてるだけに、打たれ強いし。
あと特集とまったく関係ないところで反証になる材料見つけたりして。

しかし、冷凍ギョーザ事件以後、すでに1ヵ月たった今、冷食売り場は閑古鳥、(中略)なーんだ、中国産なしでもできてるし、手作りの時間だって、やろうと思えばできてるんじゃないの。これまでは、やってみようともせずに「できな〜い」ばっかり言ってたんでしょ。
魚柄仁之助「ニッポンの食生活」334〜335頁)

中国産や冷凍食品なしで日本の食卓は成り立たない、とか言われてたことは大嘘、「やればできるは勝利の合言葉」だったという話。これって、食に限らず、論壇にも言えることじゃね? 宇野さんは論壇で当事者的な動員しても無駄と言うけど、それも「やってみようともせずに『できな〜い』ばっかり」ってことにならんかね。


てゆか、宇野さんって人は取り上げれば取り上げるほどこっちの劣等感が増幅されるような気がするな。逆に「こちとらあなたの仰るとおり弱者ですから貴方がどう言おうとブログとかで自慰かましますが何か?」てなスタンスでいたほうが精神衛生上いいかもしらんな*1
でも負け惜しみ抜きにしても、今月はメイン特集以外の記事で読ませるものが目白押しだった。「中刷り倶楽部」の復活が素直に嬉しい。映画「靖国」についても対談が掲載されていて、まさかこんな形で話題になるとは当のお二人も思って無かったかも。
あと談志。相変わらずこのキてる感じがたまらんわ。

*1:というかむしろ、そういう反発を招いた結果閉じこもる人が続出して逆に宇野さん自身が少数派になって困るみたいなことになりかねんとも思うわけだが。宮台センセが犯したのと同じ失敗ね。