そこから連想して思うのは

mixiって従来ウェブが持っていた「情報を広めるうえでの限界」を越えちゃったんじゃないか、ってこと。
たとえば漫画でも歌手でもいいけど、ファンサイトとか運営してる人がちょっと張り切って「自分の応援する人がもっと売れるように宣伝してあげよう!」とか考えたとき、従来型のウェブを使ってたのではどうしても手詰まりになってしまうのね。つまり、応援する人の名前を、その人をまったく知らない不特定多数の人に教える手立てが、ウェブ上になかった。ランダムに宣伝メールを送ればスパムだし、あちこちの掲示板に宣伝カキコすればそれはマルチポスト
ところがmixiは、「暇つぶしで友達の友達を巡ってて」「コミュを通じて仲良くなった人の日記を見て」「同じ街に住んでる人を検索して」とかいう感じで行き着いてくれる人がいる。もちろんそれで辿りついてくれる人ってたいした数じゃないんだけど、ゼロにしかなり得なかったものがイチになる可能性を持ったといえる。TVCMのごとく無差別的に情報をバラまけるメリットは大きい。