結局岬は、自分のダメさ、必要の無さを認めたくないから、佐藤を救うごっこ遊びで救われたいと思ってたわけだ。
ま、その試みはどのみち失敗するわけだ。しかし佐藤も、陰謀史観を岬の自殺を止めるために使って、かつ自分が海に飛び込もうとするとはね。
結局春になって、佐藤は警備員続けて、岬は大検のために勉強を始めて。
ま、相手を見下すのでもなく、ことさらに自分を卑下するでもなく、「お互い良かないけど与え合って支え合ってきゃいんじゃね?」的なところに落ち着いたのはそこそこハッピーエンドといっていいんじゃなかろか。