N・H・Kにようこそ! #23 10日TVS

岬は契約書という形で告白。しかしそれは、独占欲と同情、相手を見下ろして与えてやりたい的思い上がりの爆発と見える。
でも、佐藤に怒りは無かった。彼を支配するのは、哀しみだった。


佐藤の心を葛藤が襲う。他人を見下すことで上位に立ったつもりになれば救われると、岬は思っている。
でもそれは、本当の救いではない。だって岬は佐藤を見下すことで本当に救われたか?
妄想の中の山崎と先輩は言う。自分がダメだと認めろと。
でもそれも違わないか? だって佐藤を引きこもりから救ったのは、仕送りの停止という具体的な生命の危機だ。


ガードマンの職を得た佐藤は、生きるために働き始める。が、ある日突然、岬の入院を知る。
見舞いに行った佐藤のもとから、岬が消えた。
実はアパートの大家だった岬のおじの口から、岬の過去が語られる。DV・虐待・不登校…そういえばこの子、真夏でも長袖じゃなかったっけ? リストカットしてたかもしれない。