涼宮ハルヒの憂鬱 5話 30日TVS

はじめて京アニ演出にケチを付けようと思った。有希とみくるの説明が難解かつ早口でサッパリ意味不明。作品の重要な伏線なんだからこういうことはやめれ。


と思ってたら、後半に古泉が要点をかいつまんだ説明をしてくれたので不満解消。これも演出の一環なのかもね。エヴァ以降やたらと設定をこねくり回したアニメが多数あるわけだが、それらに対して「アンタラ一言で言い尽くせることを理屈こね回して単語継ぎ足してるだけじゃーん?」と皮肉を言っているようにも取れて面白い。


さて。
ぼくの中の涼宮ハルヒへの印象を好転させるには、

  1. 傍若無人な振る舞いのしっぺ返しとして痛い目に遭う
  2. 傍若無人な振る舞いが(たとえば社会的な)「強者」に向けられ*1、それによって何者かが救われる

といったことが必要だと思う。


ところが説明によると、そう簡単にはいかないようだ。だってハルヒは神のようなものだから世界をどうにでもできるというんだから、しっぺ返しも食らわないだろうし、自分自身が絶対的な強者なわけだし。
つまり他人の話を聞かないのも理にかなっているということか。みくるも生身の人間ではないから、生身の人間がハラスメントを受けて傷つくように苦しんだりはしないだろうということか。
釈然としないけど。

*1:現状では刃向かう心配の無い者ばかりに矛先が向けられている。これでは弱いものいじめである。みくるに対しては虐待。