『マリア様がみてる くもりガラスの向こう側』

しばらく妹問題は保留でええんちゃう?モラトリアム状態を楽しむのも良さげよ?とか最近思ってきた(ぉ

だって妹が決まるって事はそれだけ物語の終焉に近づくってことだもの。もうしばらくこの宙ぶらりん状態で枝道の話を楽しんでいたいのだよ。

そんなわけで、枝道の話に終始してしまおうという趣旨で今回のレビューはお送りしまする。

  1. 福沢姉弟の年越しのくだりは、姉萌えな人必読。
  2. 令と由乃の歌まねシーン。どのアーチストを思い出すかで年齢が分かってしまう罠、と書いたところで気づいた。さーこさまがピンクレディー世代だとしたら、その世代が娘を持つ時代になったってことかorz
  3. 乃梨子が小笠原家への行き方が分からない祐巳志摩子を引き連れてナビゲーションをする場面は面目躍如って感じ。
  4. おそらく乃梨子も「賢くて可愛い」系キャラの系譜に属する。「女は地図が読めない」なんていう説が流行った時期もあるが、そんなジェンダーを無理やり生得的属性に結びつけるトンデモ理論を喝破するような描写である。
  5. 融おじさまのビジュアルは、オイラの脳内ではなぜか松岡正剛なのだ。でもダンディーな感じしません?
  6. ま、百合スキーにしてみれば女の子のお泊りほど興味をそそられるものもそうはないわけで。その点今回の巻はものすごく満足のいく内容だったなと。
  7. ちなみにルビーの指輪が流れるビールのCM、原作者も気になっていた模様。発売時期と放送時期を考え合わせれば、どっちかがどっちかを意識したとは考えにくく、偶然の奇跡。