大阪・西宮取材兼食い倒れ旅 (1月22.23日の内容)

22日
東上線の上り初電で上京。池袋からは丸の内線で東京駅へ。このほうが到着が早いのだな。新幹線なら山手線を使ったほうがトクだけど、今回は高速バス使用なので料金的に変わらない。ただいかんせん早く着きすぎた。一本ないし二本あとでも7時には到着できていたかも。

東海道昼特急は定刻どおり7時10分東京駅出発。道もすいていてバスは快調に飛ばす。中は快適なのだが、席がハズレ。右足のところに段差があって足が伸ばせない。運悪ー! ま、ここで貧乏くじ引いておけばこのあとにはラッキーなことがあるっしょ。

それにしても今日は快晴で、遠くの山がよく見える。秩父、丹沢の山々は雪を被っていて、その向こうには真白な富士! 静岡県内に入ると富士はいっそう大きく聳え立つ*1

深田久弥日本百名山』では、富士山についてこんな記述がある。

日本人は子供の時から富士の歌をうたい、富士の絵を描いて育つ。自分の土地の一番形のいい山を指して何々富士と名づける。最も美しいもの、最も気高いもの、最も神聖なものの普遍的な典型として、いつも挙げられるのは不二の高根であった。
(深田前掲書・新潮文庫版より)

もし仮に無視しようと思っても、あの雄大な姿が目に入ってきて、そして釘付けになる。ぼくもまた、典型な日本人ということだ。

つづく。

*1:そびえたつ