R25 No.10

リクルートのフリーマガジン。今号は佐野史郎のインタビューがとても良い。

子供のころ東京から松江に越した途端それまでの楽しい生活が一変してしまった。地方はまだまだ古い因習が支配的で、それらから目をそらすかのように佐野は楽しみをファンタジーやアニメ、コミック、ロックンロール等に見出す。佐野曰く、

「悪く言えば逃げてるんだけど、そこが楽しくてしょうがない」

なるほど、逃げたほうがいいこともあるんだ。その蓄積が役者をするための糧となった。もしそこで歯を食いしばって旧来のシステムと格闘していたら今の佐野史郎はいなかっただろう。