今週の康夫ちゃん・つづき

引き続き「アクセス」4月26日放送分。カコミ内が番組からの引用。田中=田中康夫、岡島=岡島一正長峰長峰由紀アナ。

今後仮に自衛隊に甚大な被害が起きたり、新幹線や巨大な遊園地でテロが起きたときに、日本の50%の小泉さんを支持しているという人々はどうするのか。皆の覚悟というのが問われているんですよ。

むしろ国民全員の覚悟が問われているということかもしれない。もちろんぼく自身も。今の事態を招いたイラクでの戦争に反対という意思表示をしていないのだから。あるいは日本がテロの標的となって自分の大事な人が死ぬかもしれない、もしくは自分が死ぬかもしれない、そういう想像力を働かせれば黙っているわけにはいかなかったはずなのだ。

ただ康夫ちゃんはもっと別のことを考えているようだ。

小泉さんが「国内において大規模テロが起きても、自己責任でこれを負ったと。国は何らいたしません、自己責任で遺体の回収してください、病院に行って下さい」ここまで言ったらなかなかのもの。でもそうでなければ論理的に整合性が無いんですよ。

国内においてテロの大惨事が起きても、今「撤退すべきでない」とか「アメリカの後ろに日本がついていくことこそが国際貢献だ」と思っている人はいかなる災害が起きてもそこで立ち止まらないという覚悟を持っていただきたいんですよ。

そうきたか。アメリカに同調する自民党政治を選んだ結果なのだから、小泉内閣を支持する国民は自業自得っていう論理。いくらなんでも皮肉が過ぎる気もするが。

もちろん自民党を支持したからといってテロで殺されてはたまらないし、本気でこんなこというわけもないのだが。つまりこれも今回の自己責任論は論理的に不整合である、ということが言いたいのだと解釈できる。

ちなみに康夫ちゃんがこのサイトを紹介していた。
http://www.mainichi-msn.co.jp/kurashi/kokoro/news/20040426ddm012070179000c.html浜辺哲也さんの文章

つづく。