夢の中で海水浴

男ばかり5〜6人のグループで海に遊びにいく。どういうつながりの連中かは不明。そのうち彼らは海の家に入っていくのだが、ぼくだけ置き去りに。別に寂しくはなかった。なぜならその海の家はいわくつきで、暴力店主が切り盛りする、近寄りがたい店なのである。いま入っていった連中は度胸試しであり、けどぼくは恐れをなして敬遠したということ。
で、その建物そばの砂浜に机が置いてあって、そこには「ミスターどうでしょう」こと鈴井貴之が、地元の女の子と対面して座っている。鈴井さんはうちらの保護者がわりってことで同行してきていたのだが、女の子の手相を見て恋愛相談に乗っている。「またあさってに来ます」と言い残して女の子は去っていくのだが、「よし、これであさってまで滞在する理由ができたぞ!」と鈴井さんは上機嫌。
しばらくすると海の家のほうが騒がしい。どうやら連中、店のおやぢの逆鱗に触れたらしく中からいろんなものが飛んでくる。いったん様子を見に行ったぼくは慌てて逃げ仰せ、海岸で何事もなかったように装い寄せては返す海の水に足をつける。南国の真っ青な海水は、ぼくのくるぶしを静かに洗っていた。