ARIA The ANIMATION 11月30日TX

冬服に変わって、地球と季節が一致してきたみたい。

グランマと呼ばれる伝説の大妖精は、実はアリシアさんの師匠でARIAカンパニーの創設者であった。彼女のお家を訪問した三人組であった。

藍華はグランマから立派なプリマになる秘訣を聞き出そうとするが、グランマの口から出た台詞は、アリシアのことだった。

あの子は、なんでも楽しんでしまう名人なのよ。

このセリフを聞いて、ぼくがアリシアにいちばん共感を覚える理由が分かった気がした。ぼくはやたらと努力や根性を強調したり、「前向きにモチベーションを高めていこう」的なIT業界にありがちなノリも大嫌い。壁にしがみつき汗水たらして乗り越えるより、夢中になって遊んでいるうちに壁を乗り越えていたいタイプ。

「ARIA」が多くの人に支持されるのは、ぼくと同じ感情移入の仕方をしている人が少なからずいるということなんだと思う。言い換えれば少なくない人がこの作品で「汗水たらす以外の方法で世の中を渡るコツ」を探そうとしているんだと思う。