「明るい職場ファンド」とでも呼べばいいんか?

環境に優しい企業に投資する運動があるのだから、従業員に優しい企業に投資する発想があってもいいハズだ。たとえば社会的責任投資の一環として。指標としては「サービス残業をしない」「有休消化率が高い」「健康診断や保養施設などの福利厚生がしっかりしている」といったものが考えられる。

ただ問題点もありうる。まずサービス残業隠しなどの隠ぺい工作が巧妙になる可能性。次に「従業員に優しくない」と判定された企業が、資金の枯渇によりさらなる従業員いじめに走る可能性。あるいは自社従業員は厚遇する代わりに下請け、派遣社員、請負会社により厳しい条件を突きつける可能性。

そんなわけで実現は難しいだろうが、労働条件改善に向けた社会的な運動の一案としてこういうのがあってもよい。