BECK 第三話(10月20日TX)

真帆はいわゆる「帰国子女」。友達との会話が日本語と英語混合でその描写が格好よさげだった。海外在住経験のある子供をプラスの面から描く点が他のアニメと違う。当然英語の分からないコユキは会話に置いてけぼりだったわけだが、

そうかな、言葉のせいかな、みんなおんなじ答え。

と真帆。言葉の壁というだけでは説明しきれない孤独感。月の下での独唱は美しく、どこか哀しい。

後半、千葉登場。暴れん坊だなあ。「ロックは不良のもの」という紋切り型なイメージをあえて持ってきて、どちらかというと内気なコユキがロックに引かれていく過程を際立たせる演出か。じっさい、ロックはナイーブな男の子女の子たちのものだった面は昔からあるし、そこにスポットを当てた展開を期待。