マリア様がみてる〜春〜 12話

http://www.jishukan.ed.jp/fw_kyoto/tanaka/or.htmlによると、

暗い気分の時に同じ性質の音楽を聴くと、悲しみが和らいだり、スッキリしたりという効果があるようです。

小説やアニメにも同じことが言えるとすれば、レイニーブルーを観て心理的に救われた人もいるかもしれない。落ち込んでいるときには元気な曲を聴いたほうがいい、楽しい作品を観たほうがいい、そんな場合もあるかもしれないが、落ち込んでいる人に明るい娯楽を無理強いしたら逆に精神的に追い込んでしまう可能性もあるのかも。

さて12話。由乃さんは慰め上手だ。Aさんを慰めようというとき、Aさんと敵対するBさんのことを細かいことは棚上げして詰って(なじって)みるとAさんはそれが嘘だと分かっていても嬉しい。祥子と瞳子に対して怒ってみせた由乃の態度は、真意はどうあれ祐巳にとっては有難く感じられたと思う。

でも「山百合会を辞めても祐巳さんは友達」、この由乃の想いが伝わってこなかった。地位は関係ない、「あなた」が大事なんだ、それが表現してあればもっと良かったのに。