オリンピック・野球準決勝

http://d.hatena.ne.jp/yamazakura/20040818で日本の観客が楽しんでないように見えると書いた。日本応援団には堅苦しいイメージがあって、アテネを包む燦燦と輝く太陽のような、または眼下に拡がる青い海のような底抜けに明るい雰囲気に馴染んでいない気がしていたのだ。

でもそれは撤回する。きょうの観客席は陽気さに満ち満ちていた。「日本的な」応援スタイルをぼくは必ずしも否定しないけれど、地中海に降り注ぐ陽光のもとでは似合わないと思う。彼らは、応援席においてはみんな一緒に全力で声を張り上げるべしという日本の「伝統」ではなく、郷に入りて郷に従うという日本人の「美徳」を体現していたのだ。

ちなみに試合は惜敗。でもまずは好投の松坂にエールを送り、明日の銅メダルに望みをつなぐのみ。