5日付毎日夕刊「憂楽帳」より、「怒るとき」。

記者氏が「即日取り付け」とチラシにある電気屋に行って見たら、一週間かかると言われたんだそうな。当然抗議したんだが、

抗議する私を支持してくれる声は起きなかった。

怒るのはみっともないとでも思っているのか、明らかに理不尽な状況に追い込まれても声を上げない人が多いように感じる。そのくせイラクでの人質や北朝鮮拉致被害者の家族には見当違いな怒りを爆発させる人がたくさんいたというのに。

怒るべきときは怒り、主張すべきは主張しないと事態は決して改善しない。

ビジネスや買い物の現場で怒ることは決して大人気ないことではない。そこでグッとこらえるのは一見冷静な態度に見えるが、ほかの客がまた同じ迷惑を被ることを許してしまっているということなのだ。

さて、件の記者氏、

今度の参院選では必ず投票すると、心に決めた。

のだそう。確かに昨今の政治家たちの背信行為の数々。即日が一週間後に化けるどころの騒ぎではない。