ようやっと今週の康夫ちゃん

というわけで、4月12日のテーマは、

イラクでの日本人拘束事件を受けてバトルトーク
事件を解決するため、
日本政府が、アメリカとの協調を進めることに賛成?反対?

ゲストは浅井久仁臣さん(http://www.asaikuniomi.com/top.index.htm)。元伊勢丹のカリスマバイヤー藤巻幸夫さんの予定だったが、事情が事情なので急遽差し替え。さあ田中康夫ちゃん、どう出るか。

浅井:(阪神・淡路大震災のときから)危機対応という意味ではがっかりすることばっかりなんですね。こういう時には調停人というのがキーワードになるわけです。今出てるあんなのは調停人と言わない。

本当の意味での「アラビスト」が外務省にあまりいないんですよ。だから売り込みがすごいあるんです。「オレこそが仲介人だ」と。

田中:きわめて象徴的なのは、8日の夜に自民党本部に公明党の神崎代表が駆けつけたんです。新聞記者がワンサカいて、どうですか、って聞いたら「『こういうこともあるんだなあ』と表情を曇らせた」って。読売新聞にあるんだけど。朝日にも「まずは事実関係の把握だ」。今の話だと、事実関係を把握できないような外「無能」省であると。冬柴幹事長も「よく相談してからだ」といいながら総裁幹事長室(ママ)に消えたというのね。

なんとも腹立たしい話だ。でも官僚や政治家ばかり責めていれば済む話ではないようだ。

田中:で、マスメディアも、私も含めた全国の市民も、戦争だろうとテロだろうと地震だろうと年金だって、あらゆることが起こりうるんだという前提に立って、いかにより良き社会にするかでしょ? この程度の想像力のなさ?

しかも最初に「撤退はしません」という。それは(小泉さんの?)お考えだ。でも「しません」と最初にアナウンスすることでどういうことが起こりうるかという想像力? また「解放されるらしい」と言うと。困った困ったと言っていて突如3人が現れてホラ見てみなさい、というのが小泉サプライズだと思ったのに。

しかもサマワにおいて、「戦闘地帯ではない。平時においてもマスメディアの情報管理はさせてもらう」といっていた石破茂氏がですよ、こんな戦闘地域において戦時がおきているのにマスコミに書き放題書いていただいている。なんかすごい国だよね。記者が「自衛隊が今回狙われたかと思われますが」って会見で聞いたら福田康夫ちゃんは何て言ったか。「狙われたんですか。思われるというのはどういうことですか。もっと正確に言いなさい」って。そういう訓詁学派の人の話している場合かって。

真ん中の段落後半がちとわかりにくいんだが、「解放される”らしい”」としか言えないうえに、「困った困った」と言っていて実は本当に困っていた、というのを揶揄している意味だろうか。

ただ、国民すべてに覚悟がなかったのだからそれは責められるべきなのかもしれない。選挙で今の政権与党を選んでしまったことも含めて。

だからといって自分たちの選んだ代表の言うことに従う義務があるとは思わないが。今からそのミスを取り返すチャンスはあると思う。

今日はここまででご勘弁願います。明日も早いので寝かせてください(ぉ。