年末のM2

宮台の発言には引っかかる部分も多い反面、思わず溜飲を下げてしまうことも言う。だからどうしても彼を無視するわけにはいかないのだ。

というわけで2003年12月30日、バトルトークラジオ・アクセスより。毎年年末最後の放送はM2(宮台真司宮崎哲弥)の対談。今年は題して「M2裏紅白」。毎年聴きたいと思いながらコミケと重なって聴けなかったのだ。

しかしこの番組、その年の音楽シーンについて語るのが趣旨のはずなのに、こんな話が。ひとまず引用。

宮崎:でも、エロスの視線というか、それが実態的な性と分離してた気がする。長崎の幼児殺人事件とか性の文脈で読めるんだけど、もっと単純化して表層しかなぞらなくなった気がする。
宮台:異常と正常の間の線がわかりにくくなってることがあると思う。するとさっきいったように性はどうでもよくなる。それでもどうでも良くないものを作ろうとすると変態系になる。あ、変態と変質者は違うよ。例え変態でも社会性があれば人に迷惑はかけない。私も絶対しない。

これについてのコメントは明日。