『POSSE』『ロスジェネ』『フリーターズフリー』は無料のコピー本にすべきだ

貧困層を食い物にして言論でマスをかく人たち」
http://d.hatena.ne.jp/muffdiving/20080921/1222159625
もしかりに秋葉原の通り魔事件が格差問題と関連するというなら、まずロスジェネ論壇の人たちこそが、彼を救えなかったことを恥じるべきである。自分たちがもっと建設的な言葉を紡ぎだしていれば、あの容疑者は暴走しなかったかもしれない、と反省し、発する言葉の中身を変えるのが自然だ。
てなわけで、あっしもいっちょこのPOSSEをひとしきりクサしてみようかと思うわけだけど、まずはhttp://d.hatena.ne.jp/north2015/20080920/1221846525にある中の人の回答から。

雑誌の趣旨に関して根本的に誤解されてらっしゃるようです。雑誌はわたしたちの活動のごく一部の特異な事業にすぎません。普段の具体的な活動は労働相談中心のごく地味なものです。

そりゃ誰だって間違えるって。だって雑誌の宣伝はばしばしやってるのに「労働相談」のPRは全然やってないじゃん。宣伝してないものを知っとけってほうが無理な話。あと、

(yamazakura註:850円は)他の雑誌と比べて安いと思いますが?(130ページほど)

安くない。偶々手元にある『論座』最終号は342ページで780円。
ま、現状の『POSSE』を当事者に見せても絶望感を増長させるだけだろうから、それを防止するためには高値商品のままでいいのかもねw「じゃあいつ俺の生活はよくなるんだよ!」「世の中がましになる前に俺死んじゃうんじゃ…」「こうなりゃ俺がこの手で大量殺人でも何でもやって世の中変えてやる!」とか何とかありそう。
あとどうせその路線で行くなら、もっと値段上げて、生まれた利益を貧困層に還元しろと。いわゆる再配分。たとえば東京都のネカフェ難民救済の上を行く好条件で融資もしくは贈与するとか。
や、べつに雑誌で議論とかしてもいいと思うの。「何年以内に何人の人を年収何万円にします」とかいう数値目標があったほうが生産的な議論にはなると思うけど。でもたぶん、それは出来っこないと思うから、表題のような提案をしているわけ。人件費も含め何から何までタダもしくは超低予算でやりなさい、と。
ブクマコメントでNPOの資金力を問題にしている人がいたけど、そもそも他人の貧困を救うためのNPOなんだから、自分のとこは赤字でナンボですよ。だからコンビニかキンコーズコピー機で自腹でコピるか、やっすいプリンタ買ってきて(中古なら1万くらいであるんじゃね?)印刷するか、はたまた写経よろしくワラ半紙に模写するかしたものを自分らで製本するんよ。ステープラでもガチャックでも紙縒り紐でもいいから自分らで綴じて、チャリでも歩きでもいいからともかく自分の足で貧困層が居そうな場所(工場団地にある派遣会社の寮のポストとか、都市部ではネカフェの店内とか)を配って回ればいい。彼らは貧乏人をダシにして自分の名前を売ってきたわけだからね、それくらいの恩返ししていいんじゃない?自分たちは貧乏に耐えてでも他人の幸福を創り出すために汗を流す。美しい光景じゃんw
ま、もし彼らにそれができないというなら、新しい勢力が出てきて、地図を塗り替えればよい。いま苦渋を舐めているフリー記者やブロガーはチャンスと見て、打って出るとよい。
そのさいには現実的な方法、たとえばすぐできる面接必勝法とか(コミュニケーション力が必要というなら「空気の読み方教室」なんて作るのもよかろうし)人手不足の業界に取材してみるとか、ブラック企業の反対、ホワイト企業を探して紹介するとか。とにかく恰好の反面教師がいるわけだから、その逆張りをしてけばいいわけで。